1.17阪神・淡路大震災の教訓は2階に寝ること

阪神・淡路大震災から22年経つ1.17.
この震度7の大地震で有名になった言葉は「圧死」です.
阪神・淡路大震災ではかつては震度7という今の日本人には記憶のないレベルの大地震であったために、これまでほとんどなかった、古い木造住宅の下敷きになって死んでしまうという「圧死」による死者が多数出て、かつ、それがほとんどの震災による死者だったのです.
「圧死」とは、「古い木造住宅の1階に寝ていたために2階の下敷きになって死ぬ」ということです.
2階は屋根があるだけですが1階には2階部分全体の重さがそもそもかかっているのです。
それが頭の上に落ちてきたら・・・
2階と1階の安全性.jpg
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また、ケミカルシューズ工場などが集まる長田区では大規模な火事がありました.
ただし焼死をしたのは家の中であり、これはすでに「圧死」をしていたのか、または、がれきの下で火が回って来ても逃げることができなかったということで、いわば「圧死」と言ってもいいものです.
このように「圧死」が発生したのは朝5時代の地震の大きな揺れで、就寝中に古い木造住宅の1階が崩壊して、1階で寝ていた人は2階が天井から落ちてくるというどうしようもない状態であったということです.
地震がきたら机の下に隠れろ?震度7クラスの大地震では2階そのものが上から落ちてくるのですから、そんな対策はなんの役にも立ちません.
机の下に隠れるというのは家の中のものが落ちてくるレベルに対応するもので、2階が落ちてくるということへの対応ではありません.この違いは震度5強(木造住宅は倒壊しない)と震度7(木造住宅は倒壊する)への対応の違いといえるものです.
地震に対する対策は実は阪神・淡路大震災からは本来考え方を変えるべきだったのです.※
つまり、「古い木造住宅は1階が崩壊して、2階が落ちてくる」ということです.
この「圧死」のポイントをまず多くの日本人が心に刻むことが、本当の阪神・淡路大震災の教訓だと考えます.
そして、今すぐ、誰でも、無料でできる「2階で寝よう!」+「寝室は家具のない部屋にしよう!」に取り組んでいただき、すでに取り組んでおられる方は、何もしていない自分の親や親戚、友人などに勧めていただければ幸いです.

※実際に耐震基準は昭和56年6月からは、震度5強から震度7程度に耐える基準となっており、阪神・淡路大震災で倒壊し、圧死という悲劇を起こしたのはのは昭和56年6月以前の古い耐震基準で建てられた木造住宅がほとんどです.
※Wikipediaで阪神・淡路大震災を調べてみると、
・被災者の死因
死者の80%相当、約5000人は木造家屋が倒壊し、家屋の下敷きになって即死した。特に1階で就寝中に圧死した人が多かった。
2階建て木造住宅の場合、「(屋根瓦と2階の重みで)1階の柱が折れて潰れるケース」が多かったが、建物が倒壊しても2階の場合は生存のスペースが残りやすく、死者は少なかった。・・・
・20代が多かった理由としては大学が多い神戸市灘区などで高齢者と同様、文化住宅など木造アパートに住んでいた学生が、倒壊したアパートの下敷きになったケースが多いとみられている。
また、鉄筋コンクリートの建物については、
・老朽化したビル・一階が駐車場のビル・マンションの物件では被害も多かったものの、幸いにも死者は少なかった。・・・
とある。やはり大地震で死ぬのは木造住宅で2階が上から落ちてきて死ぬというパターンであることが分かります。

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