災害時に住宅の2階が安全なのはもはや常識となりつつあります。
今回の熊本など九州地方での豪雨災害においても気象庁から2階への避難、自宅における垂直避難をすることが呼びかけられています。

2階以上の部屋への垂直避難や、川や崖から少しでも離れた頑丈な建物の上の階などへの避難

が、事前に避難をしていない場合に選択し得る「命を守るための行動」なのです。
もちろん、余裕をもって安全な鉄筋コンクリートのマンションやホテルなどに予め避難することがベストですが、時間とお金がかかること、空振りに終わる可能性もあることから、現実的には取り組み人はわずかです。
ただ、水害の場合は、土砂災害の危険性のある場所や堤防の決壊がすぐ近くに起こるというケース以外は、建物が壊れるというケースは少ないので2階で過ごすということは有効です。また、ぎりぎりの選択として土砂災害などに巻き込まれて建物が壊れる場合においても、地震被害で2階のほうが1階よりも安全なように、2階で過ごす、2階で寝るということは一定程度は有効です。
特に夜間は2階で寝るということで、命を守ることができる可能性は高いでしょう。
地震だけでなく、水害に対しても「2階で寝よう!」をもっとPRしていければ、していただければと思います。
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参考まで、2階への避難を訴える記事を以下に紹介します。

Yahoo!より、
岐阜・長野に大雨特別警報、命を守るために最善を
7/8(水) 9:13配信 TBS系(JNN)
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5511395745a3d81c00f8838ac99ed661e953034
記事より、
 気象庁は午前7時半から緊急記者会見を行い、岐阜県と長野県ではすでに何らかの災害が発生している可能性が高く、命を守るために最善を尽くすよう呼びかけました。
 「命を守るために、最善を尽くさなければならない状況です」(気象庁 中本能久予報課長)
 大雨特別警報は、5段階の大雨警戒レベルのうち、危険度や緊急度が最も高い「レベル5」に相当する情報で、土砂災害や洪水のおそれがあるエリアでは、何らかの災害がすでに発生している可能性が高く、気象庁は最大級の警戒を呼びかけています。
 危険が差し迫った場合には、2階以上の部屋への垂直避難や、川や崖から少しでも離れた頑丈な建物の上の階などへの避難など、少しでも命が助かる可能性の高い行動をとるよう呼びかけています。


Yahoo!より、
大分、福岡、熊本で局地的に激しい雨 河川の氾濫、住宅浸水相次ぐ 九州豪雨
7/8(水) 11:57配信 毎日新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/2b5e77fcf68f6ebec721ea0a127b2b2a5eb1aaac
記事より、
 停滞する梅雨前線の影響で、九州北部は7日から8日にかけても、大分、福岡、熊本県を中心に局地的に激しい雨に見舞われた。大分県日田市では8日、筑後川が7日に続いて再び氾濫したほか、由布(ゆふ)市で大分川も氾濫。由布市では車が川に流されたと119番があり、4人が行方不明となっている。ほかにも由布市の男性1人の行方が分かっていない。日田市や福岡県久留米市などで住宅などの浸水が相次ぐなど、豪雨の被害が広がっている。
 6日から7日にかけた大雨で玖珠(くす)川が氾濫した日田市天瀬町の天ケ瀬温泉街では8日、住民らが家屋に流れ込んだ土砂の片付けに追われた。2日続けての大雨で河川の水位も下がっておらず、時折雨も降る中、不安を抱えての作業となった。
 「濁流に流されてきた車もプカプカ浮いとった」。流木やゴミが道路にあふれたJR天ケ瀬駅周辺。朝から土砂まみれになった自宅周辺の片付けに追われた女性(72)は前夜、自宅2階で夫と過ごした。「2階にいるのが一番安全とはいえ、怖くて眠れなかった」と疲労の色をにじませた。

記事には、
前夜、自宅2階で夫と過ごした。「2階にいるのが一番安全とはいえ、怖くて眠れなかった」
とある。その通りで、地震でも水害でも土砂災害でも家の中にいるのであれば、2階にいるのが一番安全、なのです。

Yahoo!より、
岐阜、長野県に大雨特別警報 気象庁「少しでも命の助かる可能性が高い行動を」
7/8(水) 8:22配信THE PAGE
https://news.yahoo.co.jp/articles/0cb511bcadefb9f5010d46db32964ed0a63c87e3
記事より、
 気象庁は8日早朝、岐阜県と長野県に大雨特別警報を出した。午前7時半から記者会見を開き、「土砂災害警戒区域、浸水想定区域などではすでに何らかの災害が発生している可能性が高く、警戒レベル5に相当する状況」だと述べ、「少しでも命の助かる可能性が高い行動を取ることが重要」だと呼びかけた。
 会見した気象庁予報課の中本能久課長は「指定された避難場所に向かうことにこだわらず、川や崖から少しでも離れた頑丈な建物の上の階などに避難する判断をしてください。それすら危険な場合には、崖と反対側の2階以上の部屋に移動するなど少しでも命の助かる可能性が高い行動を取ることが重要」だと述べた。
 さらに「特別警報が発表されてから避難するのでは手遅れになる」と訴え、特別警報を待たず、地元市町村から出される避難勧告などに従って身の安全を図るよう求めた。土砂災害や洪水などの危険度をリアルタイムで伝える気象庁の「危険度分布」や各地の地方気象台が発表する情報を避難などの判断材料としてほしいとした。

記事には、
気象庁予報課の中本能久課長は「指定された避難場所に向かうことにこだわらず、川や崖から少しでも離れた頑丈な建物の上の階などに避難する判断をしてください。それすら危険な場合には、崖と反対側の2階以上の部屋に移動するなど少しでも命の助かる可能性が高い行動を取ることが重要」
とある。記事の見出しは、謎な「少しでも命の助かる可能性が高い行動を」ではなく、「土砂災害には2階への避難を!」と分かりやすく簡潔に示して欲しいものです。


(関連する過去の記事)

2階で寝よう!ではなくて2階で過ごして台風の浸水被害に対策を!
2018年09月30日
http://www.xn--bx0a738b.top/article/461940544.html
台風 2階で寝よう! 2階で過ごす 2階以上で過ごす 浸水 地震 災害