学生アパートを選ぶときには築年数を確認して古い木造なら2階を選ぶべき

これからは学生が地方から首都圏などに出てきたり、あるいは地方部へ移る時期です.
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アパートなどを探し始めている時期ですが、その際に是非注意して欲しいのは木造のアパートです.
阪神・淡路大震災や熊本地震においても木造のアパートの1階で寝ていたために圧死をした、あるいは、火災に巻き込まれて逃げられずに亡くなった若い学生が大勢いるのです.
今の時代、大地震で命を落とすのは古い木造住宅と木造アパートと相場が決まっています.
いずれも2階であれば圧死、あるいは、圧死まで到らなくとも逃げることができずに火災に巻き込まれて死亡するということをかなり防げることは明白です.
大雑把に大地震は危険とか危ないというふうに考えているだけでは命は守れないのです.
大地震で死ぬのは耐震性のない木造の1階で就寝をしていて2階が落ちてきて圧死をするというのがもっとも一般的なパターンということをしっかり覚えておけば、間違った学生アパート選びをしなくて済むのです.
また、熊本地震の際には築年数は古いにもかかわらず改築後3年などと表示して築年数をごまかすような木造アパートのオーナーもいたのです.外観や内装、設備などには金をかけてピカピカにしますが、肝心の構造躯体という地震に対しての安全性の確保などは一切行わずに新しい、つまり、新耐震という耐震性の高い建物と誤認するような悪質な行為がありました.
ですから改築ではなく築年数を確認することと、古いものは耐震改修をしたかどうかを少なくとも確認することが極めて重要です.命に関わる問題だからです.
マスコミはこうした重要な情報をはっきりと伝えずに、単に耐震化を進めるべきなどと無責任かつ見当違いのことを報道するのですが、本当に大事なことは危ない耐震性のない木造住宅・木造アパートの1階には寝室は設けない、2階で寝る、ということが大地震時に命を守る最も簡単な方法なのです.
値段が安いというのは古い木造のアパートの特徴で良いところでもありますが、間違っても1階には大切な子供を住ませないことです.その金を惜しんだ結果、大地震時に圧死で死ぬという事態を招いたとなれば一生悔やんでも悔やみきれません.
大地震時に安全なアパート選びをすることが親の役割なのです.

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