内閣府の防災に関する世論調査の結果、住宅の耐震診断をしていない人は52%??だそうですが、その前に2階で寝ましょう!

内閣府が1月27日に「防災に関する世論調査」の結果を公表しました。
調査報告書は内閣府のページに掲載されています(ホームページで公開されたのは1月29日です)。
・世論調査報告書 平成29年11月調査
 防災に関する世論調査
 https://survey.gov-online.go.jp/h29/h29-bousai/index.html
報道によれば、
・住宅の耐震診断をしていない人は52%!!
ということです。
耐震診断をしていない人は52%どころではないと思うので、ちょっと、この数字は低すぎてどういう調査や集計をしたのか確認をしていませんが、もっと少ないのではないでしょうか?
少なくとも、言葉が知られるようになったという意味では、阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震を経て「耐震診断」や「耐震改修」という言葉は多くの人に知られるようになりました。
しかし、実際に耐震診断や耐震改修をする人はごく僅かということは、今も昔も変わらないということです。
耐震診断をしない理由は耐震改修にお金がかかるから。
また、お金がかかるからどうせ耐震改修をしないので耐震診断に必要な多少の金を出すのも無駄だという考え方なのです。
新耐震以前に造られた木造住宅は耐震診断をすれば9割以上は耐震性が不十分であるという結果となります。
そして、それを解消するためには耐震改修工事をしてくださいとなるのです。
はい、100万円出してください・・・
それは無理なので耐震診断も止めておきますという流れです。
命を守る方法を先に考えようではありませんか?
そもそも、なぜ、大地震で木造住宅で人が死んでしまうのか?
それは大地震で2階建ての木造で1階に寝ていると2階が崩れて頭の上から落ちてくるからです。
上から落ちてきた2階に挟まれて圧死する。
これが木造住宅で死ぬ原因です。
この死ぬ原因を正しく理解することが、耐震診断をする、ということよりも遥かに大切なことです。
命を守るためには木造住宅の2階に寝るという無料で今すぐできることに取り組むことが大切です。

記事にあるように、地震災害の怖さ、現実に何が起こるのかについて国民に全く伝わっていないのです。
保険も食料も生き残って初めて有効なものです。
生き残るための手段は耐震改修ではなく、ただ、2階に寝るだけで良いのです。

Yahoo!より、
住宅耐震診断、実施せず5割=防災に関する世論調査―内閣府
1/27(土) 17:37配信 時事通信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180127-00000067-jij-pol
記事より、
・住宅の耐震診断を実施しているか尋ねたところ、「実施していない」と答えた人が51.5%
・「自宅建物や家財を対象とした地震保険に加入している」が46.1%で最多
・内閣府は「今回の調査結果を参考にしたい」(担当者)

52%という数字に疑問はあるのですが、しかし、耐震診断よりも前にすることは明らかです。
2階で寝る!
これが常識となるにはまだまだ時間がかかるようなのです。
私自身ももっと情報発信をしなければならないと強く思います。
2階で寝よう!」
皆様もこのブログを宣伝していただければ幸いです。
SleepUpstairs(JP).jpg
木造住宅の壊れ方は、このパターンなのです。1階で寝ていると2階が上から落ちてくるというもの。
そして、十分な空間がなければ圧死してしまうのです。
Dead-or-Alive.gif
これを見ると何をすればいいか、誰にでもわかりますよね。

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