2018年4月14日が熊本地震から2年というのは適切とは言えないでしょう。
なぜなら、2016年4月14日を本震として気象庁が報道したのは明らかな間違いだったからです。
後に気象庁は2016年4月16日の震度7の地震を本震だったと発表し、併せて、4月14日の地震は本震の前の地震であり本震よりは規模が小さい「前震」だったと発表したのです。
なお、この訂正に際して私の記憶では、気象庁からの謝罪はありませんでした。
4月14日を気象庁が余震を誤って本震と発表したことにより、これ以上大きな地震は来ないだろうと安心して自宅に戻った多くの人を殺してしまう大誤報を流した日、として記憶に留めるという意味で熊本地震から2年と報道するのは教訓的でいいと思います。
気象庁のだめなところは、本来、家に帰ってもよいと発表するなら、それとともに、できるだけ2階で寝るようにしてくださいと発表しなかったこと。
残念でなりません。
熊本地震から2年経ちますが、余震、という言葉はもはや使われなくなりました。
いつ地震が起こるか分からないことと、いつ地震が収まるかということは分からないからです。
地震に終わりはないというのが今の時代の正しい認識なのです。
地震はいつ起こるかも分からず、いつ収まるかも分からないのです。
それに対して何ができるか?
耐震性の高い住宅で過ごすことしかありません。
間に合わない人は、お金のない人、
2階で寝ましょう!
熊本地震を思い出すのと同時に、2階で寝て命を守ろう、ということを思い出してほしいのです。
なぜ地震で、どのように死ぬのか、これを理解して、何をすればいいのか、つまり
2階で寝る
ということを思い返す日はいくら多くても良いのです。
それは、たとえ、4月14日が熊本地震の前震の日であったとしても、です。
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