どうしてもリフォームの動機は壁が汚れてきたから、室内が汚れてきたから、設備が古くなってきたからといった見た目にこだわりがちです。
メンテナンスという意味ではそれは結構なことなのですが、せっかく、古くなり外壁もまた屋内の壁などを取り換える時には、合わせて、目に見えない部分にも気を配って欲しいのです。
目に見えるところをリフォームするついでに目に見えない部分のリフォームである、耐震改修や断熱改修を一緒にしてしまうのが、トータルでは安くなるということを知ってほしいのです。
例えば、新築そっくり◯◯は、ホームページを見る限りは、耐震診断は無料で行ってくれるようです。
参考)住友不動産のページより、
https://www.sokkuri3.com/kodate2/flow/seismic_diagnosis/
しかし、耐震診断は無料でも耐震改修を実施するには当然費用がかかります。
一般的な話として、リフォームを考えているユーザーは目に見えるところだけ、毎日使う部分についてのみお金をかけがちです。
例えば、汚れた外壁を交換したいとか屋根も古い瓦を新しくしたい、キッチンも新しいものにしたい、お風呂も綺麗にしたいなどです。
しかし、仮に外壁や内壁を剥がしたりするのであれば、その際に耐震診断や断熱材をより性能の良いものに取り替えたり、密閉度を高めるといったことを合わせてすることで、耐震性や断熱性能を飛躍的に上げることが低コストで実現できるのです。
本来はこうしたことを消費者から設計者や工務店に予め言っておくことが大切です。
予め、耐震改修や断熱改修も併せて取り組みたいと言えば設計者などはそれに応じて考えてくるはずです。
そうして設計、見積もりを作ってもらった上で、本当に大事なところ、そうでもないところを見極めて実際のリフォーム工事に取り組めばいいのです。
このように、最初の動機は新築そっくり◯◯という名前から、主に外観や設備の更新を考えていたかもしれませんが、実際に耐震診断の結果を知り、色々と勉強することでいろんな選択肢があるということが分かるのです。
もちろん、何を選ぶかはあなた次第です。
また、耐震性能の向上も断熱性の向上も、どちらもなかなか評価が難いこともあり、信頼のできる設計者や工務店に相談をすることをお勧めします。
せっかくのリフォームは様々な面で住宅の性能をアップするための良い機会です。
耐震改修を様々なリフォームと併せて行うようにしていただければ幸いです。

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