地震の被害は場所により異なります。
その原因は建物の耐震性という面と、そもそも、その建物が建っている地盤の善し悪し、良いのは揺れない地盤、悪いのは揺れやすい地盤、ということが関係するからです。
参考)内閣府のページより、
http://www.bousai.go.jp/kohou/kouhoubousai/h20/05/question.html
Q:マンションやアパートを買ったり借りたりする際、耐震性を判断するには、どのような点に注意すればよいでしょうか?
A:地盤の堅さのほか、建築年と耐震基準、建物の高さ、形状と構造です
・・・地震の時の揺れの強さは、地盤の堅さによって異なり、堅い方が揺れにくいのです。田んぼを埋め立てた、というところは軟弱で揺れやすいということは直感的にも理解しやすいと思います。
地盤はどうやったら分かるのか?大まかに地盤の状況を知るには、公の情報がすでに公開されています。
今回は、内閣府のページを紹介します。
内閣府のページで全国のゆれやすさマップのリンクが紹介されています。
基本的に地盤が緩いと地震の際にゆれやすい、ということで、これを色と数字で表すマップを各自治体が作成しています。
表層地盤の揺れやすさということで、基本的には地盤情報です。
このマップはある程度の広域での地図市価出ていませんので、この地域はゆれにくい場所だということは分かりますが、個別の宅地、つまり、個別の住宅が建っている地盤がゆれやすいか、ゆれにくいかということまでは分かりません。
しかし、多少はこういうそもそも地盤のいい地域と悪い地域があるということ分かることと、地盤によって地震時の揺れが異なるということを理解してもらうにはよい情報となっています。
内閣府ホーム > 内閣府の政策 > 防災情報のページ > 【防災シミュレーター】 > 各自治体防災情報
http://www.bousai.go.jp/simulator/list.html
また、民間ですが地盤ネットという地盤ネット株式会社が畝胃しているページがあります。
ここで、個人向けの無料サービス、地盤カルテ、というものがありますので、こうしたもので個別の住宅地の地盤の状況を調べてみるのもいいでしょう。
特に問題がある会社ではないのですが、あくまで自己責任でお願いします。
https://jibannet.co.jp/
地盤カルテ という無料判定を実施しています。
https://jibannet.co.jp/karte/
なお、結果を得るためには、メールアドレスの入力が必要です。
こうしたものを活用して、今、自分の家が実際にどれくらい良い地盤の上に建っているのかチェックすることは大切です。
何事も予め色々調べておくことで、もし、今度大地震に遭ってしまったら、自宅をその場所で再建するのか、あまりに地盤が悪いので、別の場所に移るのかなどの想定をしておくことが、災害が起きた時に適切な判断ができるのです。
命を守るためには、木造住宅なら2階で寝る、ということもお忘れなく。
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