阪神・淡路大震災から26年が経つ。
本当に大切な教訓は大きなビルも大地震で倒壊する、ということではありません。
(手抜き工事の例の一つであり、三宮駅の前ということで注目されたが、これはごく一部の話だ。)
記憶に留めておくべき大切なことは、多くの人が木造住宅、木造アパートの下敷きになることによって命を失ったということです。
阪神・淡路大震災での死者は圧死によるもの、ということがはっきりしています。
残念なのと、非力だと感じるのは、未だに木造住宅の壊れ方について、
・大地震発生で数秒で
→大地震が起きたら動けない、その前に危険な1階にいてはいけない
・2階建は2階がそのまま、1階が潰れてぺしゃんこになり、
・1階建の建物のようになる
→1階で寝ている人が亡くなる
という極めて単純なことが多くの人に理解されていないことだ。
防災士なんて名乗る人もこの本質を理解していない人が多い。
ぜひ、このページを広めていただければと思います。
Yahoo!より、
「今年も来たよ」発生時刻の朝“5時46分” 阪神・淡路大震災26年
1/17(日) 5:50配信
神戸新聞NEXT
https://news.yahoo.co.jp/articles/234d083aa6e758033906ece5a873389d8287f960
記事より、
1995年1月17日に起きた阪神・淡路大震災から、17日で丸26年を迎えた。発生時刻の午前5時46分に合わせ、神戸市中央区の東遊園地など各地で追悼行事があった。新型コロナウイルス禍の中でも「この日だけは」と多くの人が手を合わせ、震災で亡くした家族や友人らを思い起こした。
あい子さんは全壊した自宅の下敷きになった。震災の日が近づくと当時がよみがえる。自身もけがをしながら実家に駆け付けたこと、がれきから出てきた足が温かかったこと、掘り出されたあい子さんは「あ、あ」と懸命に何かを伝えようとしたこと、自らくぎを打ち棺おけを作ったこと…。
この記事にもあるように、
全壊した自宅の下敷きになった
これが木造住宅で命を失う典型的なパターン。
どのように2階建が1階建になるのか、2階なら命は助かり、1階でも十分な隙間が確保できれば助かる。
極めて単純な話。
こうした記事では、もう26年も経つのだから、こうした細かな部分を教訓として取材して広め、人の命を救うことが重要だと思うところです。
耐震改修には時間がかかります。まず今すぐできることは1階で寝ることをやめて、2階で寝ることです。
阪神・淡路大震災で至るところで見られた光景。木造は1階が危ないのです。
地震は一瞬で木造を2階建から1階建てにしてしまいます。この事実から1階に寝るのは危険と理解をしていただければ幸いです。
道路を塞ぐという弊害もあります。
震災の教訓を踏まえて取るべき行動は、
・2階で寝る
・耐震診断
・耐震改修(新築に建て直すことも含む)
という順番で行動をすることが重要です。
そのためには、阪神・淡路大震災の教訓、木造の1階は危ない、ということを多くの人が理解することなのです。
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