同じ地震でも揺れやすい地盤の地域は大きな震度を記録する現実

素人の人には理解されていないのが地震の規模を表すマグニチュードと地震の揺れを表す震度の違い。
そもそも、地震の規模を示すマグニチュードがあるということさえ知らない人が多数だろう。
地震の規模というのは地震のエネルギーの大きさで、実はこのマグニチュードというのが世界的には一般的。
震度はまさにそこでどれだけ揺れたかという指標であり、同じ地震でも地盤が緩いと良く揺れる、つまり、大きな震度となるということなのです。
今回はマグニチュード5.4です。これが7クラスになると大地震というものに繋がりますが、5クラスではそこまでいかないので、今回、震度6弱と報道されると、なんで?と私も思ってしまいました。
単純なのですが、マスコミはこの違いをほとんどまともに説明することさえないのは残念です。
この事実から分かるのは、地震の被害を避けるには緩い地盤=揺れやすい地盤の上には家などの建物を建てないことに尽きるのです。
しかし、すぐに移転ということは難しいはずです。
石川県では最近、地震が頻発しており、できることは、いますぐ対策できるのは、やはり、木造であれば「2階で寝よう!」ということです。
ぜひ、木造で不安なひとは日本全国で、2階に寝る、という行動を起こしてもらえれば幸いです。
以下の記事も参考にしてください。
SleepUpstairs(JP).jpg
Yahoo!より、
専門家「群発地震の一環」「地盤緩い地域で震度大きく」…石川で震度6弱
6/19(日) 16:18配信
読売新聞オンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/0695621c6748465d4c3f0128baa26f319beb8048
記事より、
 石川県能登地方を震源とする最大震度6弱の地震について、金沢大の平松良浩教授(地震学)は「(続いていた)一連の群発地震の一環と考えられる。地下にある複数の断層のうち、一つが動いたのだろう。地震の規模が大きかったことに加え、地盤が緩い地域で震度が大きくなった可能性がある」と指摘した。

 その上で、「周辺の活断層に影響が及べば、2007年の能登半島地震のようなマグニチュード7級の地震が起こりうる。十分な警戒を続けてほしい」と呼びかける。

 また、政府の地震調査委員会の平田直(なおし)委員長は「地盤が緩い地域で局所的に大きな揺れを観測したと考えられる。活発な地震活動が続いていた地域なので、家具を固定するなど引き続き地震への注意が必要だ」と話している。

参考)境先生のページは以下、
http://higaisuitei.html.xdomain.jp/eqreport/s2205k.htm
珠洲市の海に近いところだけで6弱を観測している。

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック
スポンサーリンク