しかし、これまでほとんどのケースで1階で寝ること、過ごすことが危ないという記事はない。
これは逆に言えば、2階が安全ということでもあるのだが、このようなメッセージが送られることは極めて稀だ。
大地震の際の被害は、
・10数秒で1階がぺしゃんこになり、その上には2階建てがそのまま残っている
・この結果、圧死となる
・10数秒で崩壊するので、逃げられない、ということを知る必要がある
・つまり、事前の対策しか有効な策はない
ということ。これだけシンプルな話なのに。
耐震改修の費用の心配をする方が多いのですが無料の耐震対策は可能です。阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震を経て耐震診断や耐震改修という言葉が知られるようになりました。しかし、実際に耐震診断や耐震改修をする人・できる人はごく僅かです。命を守るためには木造住宅の2階に寝るという無料で今すぐできることに取り組むことが大切です。2階で寝るという行動で命が助かるのです。
この記事へのコメント